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Gadget 開発の落とし穴 : 電波状況 2

ガジェット開発の落とし穴。今回は展示会場でのTIPSです。

出展社が数百、来場者が数万ともなるような大規模な展示会に無線で制御するガジェットを展示する場合には、幾つか注意点があります。

・ペアリングや設定は先に済ませておく
・できれば有線で制御できるようにする

出展会場には、通常では想定できない数の無線機器が大集合しています。他の出展者の展示機器だけでなく、来場者が持つスマートフォンなど、数も種類もさまざまです。当然ですが、それだけ電波が飛び交っている状態でもあります。

このような状況のため、無線機器が正常に動作しない状態がしばしば発生するのです。しかも、この状況はイベント当日でないと再現しません。前日のリハーサルでは、来場者がいないため、電波状況はそれほど悪くなかったりします。つまり、前日のリハーサルでは問題なく動いても、イベント当日に問題が発生することがあるのです。

また、慌てて機器を再設定しようとしても、うまくいかない場合があります。私自身の体験ですが、無線 LAN の再設定を行おうとガジェットをリセットし、ガジェット側からルータを探そうとしたところ、膨大な量の SSID が表示されてしまい、目的のルータを見つけるまでにかなり手間取ってしまったことがありました。

大規模イベントに出展する際のノウハウは他にもいろいろあるのですが、今回は電波で制御するガジェットの場合、ということでこの辺としておきます。

Gadget 開発の落とし穴 : 電波状況 1

ガジェット開発の経験が少ないソフトウェア開発者がハマってしまうポイントは幾つかあります。
ハマるポイントは山のようにあるのですが、後戻りが面倒なポイントの代表「電波状況の確認」かもしれません。

WiFi や Bluetooth などで無線制御するタイプのガジェットの場合、開発中は問題ないのにフィールドテストを行う際にうまく動かないことがよくあります。原因は多々ありますが、もっとも面倒なのは「アンテナの位置や向きが適切でなかった」という不具合です。

「アンテナの位置や向き」が適切でないと無線の送受信感度が著しく低下してしまい、想定よりも電波が届かない現象が発生するのです。具体的には

・アンテナの指向性を無視して無線モジュールを実装してしまった
・無線モジュールの周囲を電波を遮蔽する部品がある

などでしょうか。

このような不具合がある場合、ガジェットを手元に置いてテストしている時には問題なく動くのですが、実環境でテストするとうまく動かないことになります。ソフトウェアならばこのような不具合でも比較的簡単に修正できるのですが、ガジェットの場合、実装のやり直しとなってしまい、最悪の場合はデザインのやり直しにもなってしまいます。

というわけで、電波で制御するガジェットを開発する場合には、開発途中にガジェットを離れて設置してみたり、握ってみたりと、実環境に近い状態でのテストが不可欠となります。

この落とし穴、ちょっと考えれば誰でも気づく点なのですが、しっかり実施するのは意外と大変だったりします。

大手メーカーさんでもこんな事例があったりしますしね…。

Beacon SDK for Android

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